オールタイム・ベストの名作ギャンブル映画ベスト3

今回の記事では、記憶に残るオールタイム・ベストのギャンブル映画を厳選してご紹介します。選定方法については、映画よりもギャンブル性を優先するように努めました。『ラウンダーズ』が『カジノ』よりも優れていることは誰も異論を唱えないと思いますが、『カジノ』はギャンブルよりもその舞台となる世界を中心に描いている一方、『ラウンダーズ』はギャンブルを正面から取り上げているので、そもそもの視点の違いもあります。

本記事の執筆に当たって、ギャンブルを主題とする映画に強く惹かれ、その方針でベスト作品を選定しました。幸いなことに、以下の多くはそれ自体が映画的にも優れた作品となっていますので、是非参考にしてみてください!

『ジャックポット』(原題:California Split)(1974年)

ロバート・アルトマンは、『ジャックポット』の脚本に応募したとき、ギャンブラーが別のギャンブラーと出会う役を演じたいと思っていたと言われています。グールドは監督に「こんな人物を演じたいといつも考えていた」と伝え、アルトマンは「君はまさにこの人物そのものだ」と答えたそうです。チャーリーは重度のギャンブル依存症でしたが、賭博に興味を持たないセガールとの共演では、のんびりとした魅力を放って大成功を収めました。

同作は、1970年代の映画界絶頂期の作品の1つですが、男性2人の魅力が放たれた素晴らしい友情コメディであるだけでなく、少年性に基づく仲間意識について魅力的な洞察を提供してくれます。また、アルトマン監督はギャンブルを巧みに表現し、この界隈に生きる奇妙な人々や危険人物のストーリーを観ることもできます。アルトマン監督の作品の中でも、素晴らしさに比して知名度の低い作品であり、繊細かつ絶妙のフィナーレが待っています。

『ギャンブラー』(1974年)

『ギャンブラー』(2014年のマーク・ウォールバーグ版ではなく、1974年のジェームズ・カーン版)では、ギャンブルよりも危険な主人公のアクセルと、彼が自滅に夢中になっている点に面白さがあります。彼は、更なる困難に自らを陥れるために賭けを行い、賭博の楽しみは負けることだとさえ主張します。少なくともギャンブラーとしては危険な立場ですが、アクセルが次のラッシュを必死に探していることをキャーンが伝えてくれます。同作で、アクセルはバスケットボールに賭けているのではなく、ロシアンルーレットをしています。

『アンカット・ジェムズ』(2019年)

SNSで「こうやって勝つんだ」というジョークを目にするたびに、『アンカット・ジェムズ』のあのシーンを、痛みとともに思い出さずにはいられませんよね。同作は、ジョシュとベニー・サフディのスリラーです。心を掴むストーリーである一方で、なぜこれほど神経をすり減らすのかと思い知らされます。それは、アダム・サンドラーが見事に演じた主人公のハワードは、自分を完全に破壊するまでやめない、絶望的なギャンブラーだからでしょう。

『アンカット・ジェムズ』のパワーは、ハワードが自分の依存症の世界に引き込む魅力にあります。「そうだ、彼はこの狂ったキャッパーをやり遂げることができるかもしれない」「そうだ、これが彼の勝ち方なのかもしれない」と見る人に確信させるのです。

サフディ夫妻は、絶望的な主人公を決して説教することなく、彼の狂気をまるで私たちの脳内に直接注ぎ込むかのように、彼の狂気を観客に味わわせてくれますが、それだけでは終わりません。同作の悲しい結末を見た後、すぐにでも彼の狂気を実行したくなるかも知れません。これは、やや中毒症状に似ていますね。